今年もまた紅ズワイガニ蟹の解禁が始まりました。
私は北陸在住なので紅ずわい蟹に次いでずわい蟹が解禁になり、そのたびにニュースで話題にあがります。
解禁直後に美味しい蟹が食べたい!。
しかし、家族で蟹を満喫すると値段もバカになりませんね。
ましてや「美味しそうだと思って買ったのに、中味スカスカ~」となると大ショックです。
そこで解禁日、そしてお正月にと美味しい蟹が食べられるよう、お勧めのカニと購入方法をご紹介致します。
蟹を買うなら店舗よりもネットの方が断然お得です
蟹を購入するにはいくつかの方法があります。
まず私のように蟹の産地に住んでいれば、地元で揚がったズワイガニに限っては、スーパーや漁港近くの魚屋へ行けば割とリーズナブルな価格で購入できます。
また足を延ばして新潟県へ向かえば、国道沿いに蟹専門の市場のような店舗がいくつか立ち並び、2杯程購入すれば1杯サービスが付くと言う噂を聞いたことがあります。
しかし首都圏や海なし県の方は、簡単に買いに行くことは出来ません。
そのような場合は、ネットで購入するのがベストだといえます。
ネット販売のメリット
①産地の業者さんが水揚げ後、直接販売をするので、中間業者が入らない分比較的安価で購入できる。
②冷凍直送の場合、プロが処理をしてくれるので、茹で具合や冷凍方法などの技術がしっかりしている。
③スーパーでは種類が限定されるが、ネットでは各地の蟹が売られているので、予想外の蟹に出会えることもある。
④コスパを狙う場合はスーパーではなく、やはりネットがお得。
【かにまみれ】市場にあまり出回らない
流通希少の業界最高水準「4特」ガニをチルド発送
ネット販売のデメリット
1⃣商品を直接手に取って見れないので、大きさや身の詰まり具合など、納得した商品が届くかが心配である。
2⃣イベント等の為に取りで寄せるのであれば日付指定が可能だが、思い立って食べたい場合に食べられない。
何にでもメリット・デメリットはつきものです。
食べたいときに食べられないのはショックですよね。
またネットに掲載されている豪華な画像に魅せられて購入すると、それ以上の商品が届く可能性は僅かにはあるかもしれません。
しかしがっかりするような商品が届く場合も多少なりともあります。
ではどの様なお店を選べば失敗もなく、美味しい蟹が食べられるのでしょうか?
次の章ではお店選びのポイントを紹介致します。
しっかり憶えて満足のいく蟹を取り寄せましょう。
満足のいく蟹を取り寄せるためのお店選び
・まずは実績のあるお店を選ぶ
●実績があるという事は、購入者が多いので売り上げにつながり、経営が続けられる。
水揚げされた蟹をそのまま売れば利益は多いですが、ネット販売の場合は色んな経費がかかります。
それでも実績があると言うことはたくさん売って、多くのリピーターがいると思われます。
●経営年数が長いと、様々な方面で知識を持っています。
新鮮なだけでなく加工処理の知識にも優れ、価格も納得できる商品を提供できる手法を持ち合わせていると思われます。
このような事柄から実績のあるお店がいいと思われます。
・産地で水揚げされてその場で加工している
昔と比べ、高度な製造・冷凍技術が進歩したが、魚介類は水揚げされた瞬間から鮮度は徐々に落ちています。
ですので加工場が漁場近くにある販売所をお勧めします。
色んな種類の蟹を食べ比べたい場合は、店舗や蟹の種類が限られてきます。
解禁直後に食べたい方は、ぜひその地域で漁場から近い加工場のある店舗を見つけましょう。
・店舗の画像や経営者の画像が見れる店舗もお勧めです。
漁場近くの店舗を見つけたのはいいのですが、果たしてそこで加工して発送しているのか心配ですよね。
ですので、加工場の画像や働いている方たちがどのような処理をしているかを確認するのも大切なことです。
画像を見て鮮度や衛生面など納得できれば候補のお店に入れておきましょう。
・詳細まで記載されているサイト
単に「美味しい」とか「新鮮、水揚げされてすぐに・・・」など、どこにでも掲載されているだけの紹介文だけのお店はちょっと注意かもしれません。
確かに生鮮食品なのでこれらの言葉が適切です。
更に産地や今年の蟹の大きさなど詳細に書かれているお店は候補に入れてもいいと思います。
今年の蟹の状態の他、販売しようとしている蟹の大きさや身の詰まり具合なども詳しく書かれていると、何杯買えばいいのかも計算できます。
ですので、具体的に詳しく商品紹介をしているお店はお勧めです。
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お店の選定ができ、ようやく蟹が届いたところでどのように食べるのが美味しいと思いますか?
一番多い食べ方は茹でガニですね。
一番シンプルで失敗のない作り方・食べ方ですが、蟹の種類によっては茹で蟹よりも美味しく食べらる調理法もあります。
次の章ではお勧めの販売店と、種類別に美味しい食べ方を紹介致します。
有名な蟹の特徴とお勧めの食べ方
それでは一般的によく耳にする蟹の特徴と美味しい食べ方を紹介致します。
タラバ蟹
特 徴
カニの王様と言われていて、大きさ、食べ応え、値段、全てが王様です。
味は淡白で大味ですが、身が引き締まってプリプリしています。
食べ応えはあるのですが、残念ながらカニ味噌はほとんどありません。
美味しい食べ方
茹でて食べるのがスタンダードなので、茹でるととても美味しいです。
更に美味しく食べるには「鍋料理」がお勧めです。
鍋の中にはダシが出ているのに旨味成分があまり抜けていないので、じっくり味わえる一品です。
こんな人にお勧め
タラバ蟹はあの太くて長い脚をメインに食べるのが一番です。
私の経験上、脚1本でお腹がほぼ満腹でした。
ですので、蟹専用のスプーンを使わずにかぶりつきたい方、或いはガッツリ食べて、「蟹」を満喫してみたい人にお勧めです。
2~3本も食べれば「食べた~」と言う気持ちになりますよ。
こちら「海の幸なのにYAMATO」はタラバ蟹をメインに扱っていますので、サイズや数など色々選べます。
脚だけでも購入できますよ。
ズワイカニ(本ズワイガニ)
通常はズワイ蟹と呼びますが、山陰地方では「松葉ガニ」福井近辺では「越前ガニ」と呼んでいます。
ズワイガニはブランド蟹としてでも有名でなので、大体11月上旬~3月下旬までが漁期と決められています。
身はぎっしり詰まっている上に、味が濃いのが特徴です。
上品な蟹の味と言ったところでしょうか。
また雌の蟹は香箱(コオバコ)カニと呼ばれ、毛蟹よりも更に小さいサイズです。
この香箱ガニがとても有名で、内子と言われる蟹味噌は濃厚で旨味が強く、冬の一番贅沢な食材なのです。
そして、茶色の外子(そとこ)と呼ばれるツブツブの卵は歯ごたえがまた抜群なのです。
美味しい食べ方
まずはお刺身ですね。
甘エビのお刺身も甘いのですが、蟹の甘さはそれ以上に濃厚です。
そして蟹しゃぶもいいですよ。
蟹を出汁にサッとくぐらせると、身が花を開いたようになり、また出汁で旨味を閉じ込めるので、見て食べて楽しむ一品です。
最後に蟹みそが最高なんです。
身と同じく濃厚で甘みがあるので、お酒の肴には持って来いですし、ご飯のお供にもとても合います。
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こんな人にお勧め
カニ本来の上品な味を堪能したい方。
カニの身だけではなく、あらゆる部位まで食べてみたい方。
日本酒や焼酎が好きで、ボリュームよりも、少しずつ食べながら飲むのが好きな方。
ずわい蟹は山陰地方でも獲れますが、北陸在住の私としては「越前かに問屋ますよね」の越前がにがお奨めです。
毛ガニ
蟹味噌はズワイガイといい勝負なくらい美味しくて、身も上品で繊細な味わいです。
体が小さい分、身も引き締まっているので、食べ応えは十分です。
しかし体が小さい分身も小さいので、食べるのが面倒と言う理由で人気はいまいちな様です。
美味しい食べ方
毛ガニは茹でて食べるのが一番です。
食べるのがちょっと面倒ですが、味は濃厚ですし、小ぶりなので一人で一杯を食べられるのがいいですね。
こんな人にお勧め
高級でなくていい、ボリュームもなくていい、でもカニの色んな味を楽しみたい方。
他にはいない毛の生えた蟹って、他の蟹と何が違うのか、興味がある方。
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毛ガニを購入する場合は脱皮前の「堅カニ」を選ぶようにしましょう。
脱皮をしたばかりの「若カニ」は若いから新鮮と言うイメージを持ちますが、水分が多く、身や味噌も濃厚さが少ないので、どちらの蟹なのかをしっかり確認しましょうね。
紅ズワイガニ
こちらもズワイガニと同様、9月1日~6月30日が漁期と決められています。
茹でる前から赤いので紅ズワイガニと呼ばれています。
身は甘くて水分が多いのが特徴です。
ズワイガニと比べ、価格も5分の1~10分の1とリーズナブルです。
美味しい食べ方
やはり蟹刺しですね。
水揚げされてから食卓に届くまでの時間が短いほど、新鮮な刺身が食べられます。
蟹刺しなんてあまり食べる機会がないので、是非食べてみてください。
その他では、定番の茹でガニ、焼きガニがあります。
冷凍の場合、解凍すると水分が抜けて身がスカスカになるので、冷凍販売はあまりお勧めできません。
冷凍蟹を使って調理するのであれば、身を解して蟹チャーハンやカニグラタンに使うと蟹の味がしっかり残るので、より美味しく食べられます。
こんな人にお勧め
カニの種類には特にこだわりがないので、リーズナブルなもので十分と言う方。
冬と言えば紅ズワイガニ。紅ズワイを食べて、季節感を味わいたいと思う方。
まとめ
いかがでしたか?
私も以前、ネット販売で東北地方の魚介類を購入しました。
その時は、価格だけでなく販売店の方の仕事の様子や、店舗の写真が掲載されていて信用出来そうだったので、そのお店で購入しました。
実際思った通りの商品が届き、とても満足しました。
このように近くでなかな手に入らない商品は、ネットの店舗と商品をじっくり観察して購入するのが一番いい方法だと思います。
ネット販売はその場に行って探し回らなくていい、パソコンの前で商品比較が出来る、と言うメリットがあるので、これを有効に使って賢いお買い物をしましょう。