これまで我が家ではビーグルなど7㎏ぐらいの犬を3頭続けて飼ってました。
毛もダブルコートなので、寒さ知らずで洋服を着せる習慣がありませんでした。
犬に洋服なんて可哀そうと思った頃もあったのですが、超小型犬を2頭も飼うと
必要な状況が色々見えてきました。
そこで今回は犬に洋服が必要な状況と、その選び方をご紹介します。
1.犬に洋服を着せるメリット
☆雨天時と積雪時
雨の日の場合は濡れない様にするのが目的です。
背中が濡れるだけではななくお腹も濡れ、泥はねをしますので、お腹の毛が汚れてしまいます。
特に長毛種のワンちゃんは必要と言えるでしょう。
積雪時濡れるのを防ぐだけでなく、気温が低いので、防寒対策にもなります。
超小型犬や老犬は必須ですね。
☆熱中症対策
真夏に洋服なんてと思うかもしれませんが、短毛種のパグやシーズ、そして短毛種ではないのですが、毛が細くて柔らかいトイプードルも必要な犬種です。
紫外線や熱が直接地肌に当てるような感じなので、熱中症だけでなく、皮膚病の原因にもなります。
また超小型犬の場合は、地面により近い場所にいるので、人間が暑いと感じる以上に厚いのです。
我が家のトイプードルは、夏のトリミングの後は散歩中とエアコンの部屋ではTシャツを着ています。
☆ケガの治療後や手術後
胴体部分のケガの治療や手術後は、抜糸までは動物病院でエリザベスカラーを付けられます。
それを外してもらえると一安心なのですが、ワンちゃんが傷の部分が気になって舐めたり、引っ掻いたりする場合もあります。
そうすると傷口は悪化し、さらにばい菌が入ることもあるので、ワンちゃんがイタズラしない為にも洋服が必要なのです。
☆ノミ・ダニ・蚊対策
害虫対策として、蚊にはフィラリア予防薬、ノミ・ダニであれば首の後ろに薬を垂らす駆除薬があります。
しかし、ノミダニ薬は持続期間が短いので、散歩中に寄ってくることもあります。
そこで洋服を着せるとノミ・ダニが毛に付着しにくくなるので、散歩中だけでも着せてもいいのではと思います。
☆抜け毛対策
特にダブルコートのワンちゃんの抜け毛は大変です。
ましてや室内犬の場合は、屋内はいつも適温なので年中換毛期なのです。
この様な場合に洋服を着せると抜け毛がかなり減りますので、ワンちゃんのためと言うより飼い主さんの都合で着てもらうことも必要です。
2.デメリットは?
◇価格が高い
大きさの割には価格が高いです。
洋服が小さいと細部まで自動縫いが出来ないので、手縫いをする箇所が多いからなのです。
また、飼い主さんたちはどんな時に着せる洋服でも可愛いものを着せたいので、作る側は手の込んだ物に仕上げていると言う理由もあります。
ペットショップへ行くとブランド物の子供服売り場と同じように洋服が並んでいますね。
◇毛玉ができる
これは長毛種に限ってなのですが、毛玉ができやすいのです。
洋服と長い毛がすれていくうちに、毛玉が出来てしまいます。
我が家のトイプードルも服を脱がせる度に毛玉が出来ているので、毛が細いだけに解すのが大変です。
この様な場合は着せっぱなしではなく、時々脱がせてブラッシングをしてあげましょう。
3.洋服の選び方
・素 材
夏 場
クール素材、メッシュ素材、その他サラッとした綿素材を主に使っているといいでしょう。
通気性があるので、洋服と体の間に空気が籠りません。
以前我が家のパピヨンと真夏に信州へ行く為に「夏用Tシャツ」を通販で購入しました。
洋服が届いて早速取り出してみると、洋服がひんやりしているのです。
何度も触って確かめましたが、ひんやりしているのです。
見た目で決めた商品でしたが、大当たりの商品でした。
冬 場
トレーナー、パーカー、セーターなどがありますが、軽いものがいいですね。
お出かけ用でしたら、ダウンもあります。
寒さ対策なので着丈が長くて、お腹もなるべく隠れるものがおススメです。
ケガの後、術後
伸縮性があるものは脱いだり着せたりしやすいので、お勧めです。
患部を隠せるものはワンちゃんがイタズラしないようにと、傷口にばい菌を寄せ付けないようにするためで、これもお勧めです。
また抗菌加工がしてある洋服もあるので、探してみる価値はあります。
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・サイズ
・メーカーによって、1号、2号と表記していたり、Sサイズ、Mサイズと表記している場合もあるので、必ずワンちゃんのサイズを計ってから、サイズ表の数字と合わせましょう。
・同じSサイズでもメーカーによって若干適応範囲が違いますので、必ず確認しましょう。
・大きすぎるものは動いているとズレてきて危険です。
逆に小さすぎると、窮屈でワンちゃんにストレスを与える原因にもなります。
フィットするサイズがない場合は、やや大きめにするのがベターかと思います。
・洋服を着せる時のポイント
①嫌がる場合は、無理に着せるのはやめましょう。
②洋服の袖を通す時、腕や足を袖に通すと、関節をたたみ過ぎることがあるので、ワンちゃんが痛がることがあります。
その様な場合は、袖口を広げてワンちゃんの手や足に被せるように着せると痛がりません。
一度痛い思いをすると、トラウマになって着なくなることがありますよ。
それでも嫌がる場合は、背中開きやかぶせ型をお勧めします。
背中開は普通の洋服を後ろ前逆に着たような感じです。
袖の有り無しに関係なくワンちゃんは関節を曲げずに手を通すことができます。
かぶせ型と言うのは洋服を頭からかぶせ、脇にについてる前後のボタンを留めるだけです。
このタイプであればワンちゃんは何もしなくても洋服が着れるのです。
我が家のパピヨンもかぶせ型の時だけは大人しく着てくれます。
4.まとめ
いかがでしたか?
色んな状況で洋服が必要なことがあるのですね。
私も老犬のビーグルにダウンジャケットを着せて動物病院へ行ったとき、診察が終わりそのまま退室しようとしたら、獣医さんが「着せてあげてから(退室)でいいよ」て言って下さいました。
獣医さん達も洋服が必要なときがあると感じていらっしゃるのです。
今は10歳になるパピヨンと4歳だけど毛が細いトイプードルに、お正月はお揃いのカワイイセーターを着せています。
選び始めると迷ってしまうと思いますが、まずは使用頻度が多いTシャツを探してみてはどうでしょうか?