今から5年前、新人のトイプードルが我家にやってきたのを機にドッグカートを購入しました。
それまでは2.5㎏と小ぶりなパピヨンだけだったので、旅行に行くにも抱っこで移動が出来ました。
しかし2頭となると荷物も2倍、体重も2倍なので何かと大変です。
初めての購入だったので、検討を重ね、シチュエーションまでも想定して決めました。
そこで私がお勧めする使い方と選び方のポイントをご紹介いたします。
1.状況別使い方
私がドッグカートを使用するのは殆どが旅行先でした。
カートを買おうと決めたのは、旧軽井沢や軽井沢のアウトレットへ行くために購入したのです。
1.ショッピング施設
旧軽井沢の駐車場は色んな場所にあるのですが、到着時間によっては遠い場所しか空いていません。
そこから2頭と歩ける距離でしたらいいのですが、途中でお土産を買うこともありますよね。
そのような場合でも手がふさがることがないので、重宝します。
2.人混みの多い場所
軽井沢のアウトレットは通路は広いのですが、観光客でいっぱいです。
その中で超小型犬と歩くと踏まれそうですし、他の方の迷惑にもなります。
それに、それを心配しながら歩くと飼い主さんも気が気ではありません。
このような時も安全面を考えると便利ですね。
3.飲食店・ドッグカフェ
以前先輩犬のパピヨンと軽井沢アウトレットへ行ったときのことです。
私はワンちゃんを抱っこして廻り、行ってみたかったドッグカフェに入りました。
私はカウンターに座り、ワンちゃんは膝の上に座らせていました。
犬用の食事も注文し膝の上で食べさせたのですが、向かい合わせで食べるのも後ろから食べさせるのも大変でした。
それだけではなく、私が食事をするときも、いくらお利口な子でもいい香りのする料理が頭上を通るのはガマンができなかたようです。
このような場合にもドッグカートがあると便利です。
ワンちゃんのお食事処であり、憩いの場が出来上がるのです。
そして飼い主さんは安心して食事ができます。
ここでも通路を通る方は、足元にいるワンちゃんを気にしながら通らなくてもいいのです。
キャリーカートにワンちゃんを入れて隣で楽しくランチを食べているお客さんを見て「これは使える」と思いました。
4.多頭飼いの散歩
ワンちゃん達がみんな同じ速さ、同じ方向へ歩いてくれると問題はありません。
我家のワンちゃんは10歳と4歳で、先住犬は前後左右思うがままに散策し、疲れると「抱っこ~」と言う態度をします。
一方4歳の後輩犬は運動能力に優れたトイプードルなので、疲れを知りません。
この様な2頭を一緒に散歩をさせると、行きはよくても帰りが大変なのです。
私の場合は近場でしたが、帰りは2.5㎏のパピヨンを抱っこしながら、トイプードルと一緒に帰ったことがありました。
これはさすがに腕が痛かったです。
この様な身近な状況でもキャリーカートは重宝しますし、夏場になると水も必要になりますので、お水とタオルも入るので、安心してお散歩ができると思います。
5.病 院
これはまだ経験はないのですが、動物病院へ通っていて感じたことです。
老犬で大型犬や、重度の病気を患っているワンちゃんの場合は、車から診察室までの往復はひと苦労です。
歩くワンちゃんも大変ですし、飼い主さんも普通のキャリーで運ぶのは重くて大変でしょう。
このような場合もドッグーカートがあればワンちゃんを移動させるのも楽になります。
また、病院が混み合っている時期は待合室は狭くなってしまいます。
このような場合にも小型のドッグカートがあれば、ワンちゃんを乗せておくことによって、他の飼い主さんやワンちゃんにも迷惑がかかりませんし、長い間待たされるワンちゃんも自分のテリトリーができるので、安心して待つことができます。
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2.ドッグカートの選び方はこの4点
1.3輪か4輪で操作性が違ってきます
3輪は小回りが利きますし、軽量です。
ただ荷物が増えると3輪なので安定性に欠き、移動中は不安定な走行になりやすいです。
また自立しない商品が多いので、収納時は倒れない幅のスペースを確保しなくてはいけません。
4輪は安定しているので荷物が多少オーバーしても走行には問題はないですし、たくさんの荷物をのせるスペースもあります。
しかし重量もあるので、持ち歩くには不便ですし、曲がり角などでは飼い主さんの力で進行方向に車体を向けなければいけないというデメリットがあります。
2.ワンちゃんへの振動はタイヤの材質で決まります
プラスチック製はリーズナブルです。
舗装面などフラットな地面での走行には大きな影響はありません。
しかし砂利道、道路補修跡が多い路面は凸凹とタイヤがかみ合わないので、タイヤが上下左右にズレます。
これが原因でカートにも振動がくるのです。
ゴム製は振動もなく、走行時の音の心配もズレもありません。
ですのでカートに乗り慣れていないワンちゃんも怖がらないでしょう。
ただ、小さい車輪とは言え、高価なものが多いです。
3.これは必須 安全ベルト付き
カートの本体にベルトがついていて、ワンちゃんの首輪と繋げるベルトです。
最近では標準装備になっているようです。
私が初めてワンちゃん達を乗せたとき、先輩犬が何かの拍子にカートから飛び出しました。
次いで後輩犬も飛び降りてしまい大事には至りませんでしたが、ケガや事故のもととなります。
購入する前にはベルト付きかを必ず確認しましょう。
4.あってよかった・あればよかった機能
あってよかったドリンクホルダー付き
取っ手の部分にどのサイズにも対応するカップホルダーがついています。
このホルダーがついていると、キャップなしの飲料を置いても大丈夫ですし、ドリンクに限らず小銭や小物を置いて移動することも出来るので、とても便利です。
あってよかったパーツ取外し可能
ドッグランで遊ばせた後などに乗せると、中は砂や泥で汚れます。
普通なら洗剤を含ませたタオルなので拭くのですが、取り外してそのまま洗濯機へ入れればきれいになるので、とても楽です。
あればよかった保冷パック入れ付き
カート内の側面に保冷剤を入れるポケットがあるものです。
カート表面の材質を考ええると、夏場に使用すると短時間でカート内は暑くなります。
このような場合に保冷剤を入れると遮熱効果もあり、またワンちゃんも暑さをガマンすることなく移動できます。
あればよかった対面式
フードがどちらにもたためる機能です。
これがあると進行方向からの日差しが強いときには前面を覆い、日陰を作ることができます。
また日差しに関係なく、ワンちゃんの様子を見ながら移動したい場合も、フードを前に倒せばワンちゃん達の様子が見えます。
3.まとめ
私としては4輪型をお勧めしたいと思います。
私のこれまでの経験ですが、我が家には超小型犬が2頭います。
ですので色々検討の末、4輪のカートを購入しました。
毎年夏は信州、冬はお魚の美味しい地域へとでかけています。
連泊するときはワンちゃんの荷物だけではなく、私の荷物も多いので重宝します。
2頭飼っていると言うことと、旅行用と言う目的で4輪にしました。
これから購入を検討させる飼い主さんは、色んな機能を考慮する前に、どのような目的でおもに使うのかを絞り込んでから、機能を選択していくと間違いはないと思いますよ。