愛犬の甘やかしは絶対ダメ!甘やかさないで上手に飼う方法はあります

飼い主さんにとっては愛犬は我が子のように可愛いですよね。

また愛くるし顔で寄ってくると、ついつい甘やかしてしまいます。

飼い主さんが甘やかすと、ワンちゃんはとっても嬉しいのですが、これがワンちゃんをダメにする原因になるのです。

そこで今回は、どこまでが甘やかしかを見極めて、上手に飼う方法をご紹介いたします。

どのラインが甘やかしになる?

・犬の要求に何でも応えてします

飼い主さんが読書している時や来客と会話が弾んでいる時などにワンちゃんが寄って来て「遊んで~」のような行動をすることがあると思います。

そこで、読書の邪魔になる、来客との会話が続かなくなるとの理由でおやつを与える。

これは完全に甘やかしですね。

これをしてしまうと、ワンちゃんは「邪魔すればおやつが貰える」と憶え、今後も繰り返すようになります。

・悪いことをしても許してします

ワンちゃんがいたずらや、悪いことをした時は当然叱りますよね?

その叱り方も「だめだよ~」ですと、自分がした行動がどうなのかワンちゃんは分からないのです。

短い言葉で「ダメ」とか「いけない!」と毎回同じ単語を使って叱りましょう。

そして、同じいたずらをしても叱ったり、許したりしていると、ワンちゃんは混乱してしまいます。

・欲しがる食べ物は何で与えてしまう

愛犬が可愛いあまり、ついおやつをあげてしまうことがあると思います。

健康を考えながらおやつを与えている分には、何の問題もないです。

しかしワンちゃんがおねだいしたからあげる、と言うのは完全な甘やかしですね。

これを繰り返すと、何でも要求に応える内容と同じ、おねだりをすれば貰えることを憶え、ワガママ犬になってしまいます。

犬を甘やかすとどうなる?

犬を甘やかしすぎることの大きなデメリットの根底にわががになることがあげられます。

その具体的な内容はこれらです。

・好き放題の行動になる

遊んでと近寄ればおやつをくれる。

1日に何度もおやつをくれる。

叱られているようだけど、時々叱らない・・・これは悪いことではないのかも。

このように、ワンちゃんにとってメリットばかりなので、まさに自由犬です。

そうなると部屋を散らかす、テーブルに乗って飼い主さんのおやつを取るなどの問題行動を起こすことになります。

・ずっと吠える・噛む

いつもおやつをくれるのに、今日は貰えない。

いつもテーブルに乗っていたのに、今日はすごく叱られた。

などと、自分の思い通りにならない状況になると、望みを叶えてもらう為に吠え続けたりします。

無理だと思いシュンとなってくれればいいのですが、思い通りにならない怒りから噛むようにもなりかねません。

・体調が崩れてくる

ワンちゃんにおねだりをされて、可愛さのあまりついあげてしまう。

これが時々であれば何も問題はないのですが、頻繁にあげてしまうと当然体重が増えてきます。

またこのおやつによって、好き嫌いも出始め、嫌いなものを残すようになります。

こうなると栄養過多の肥満ですね。

特に小型犬は体重が増加すると、体が小さいだけに体調不良が顕著に現れます。

散歩をしたり、走り回ったりすると呼吸が荒くなる。

細い脚で体重を支えるので、関節を痛める

わがままは行動だけではなく、体にも悪影響を及ぼします。

・主従関係が崩れる

これはワンちゃんだけではなく、人間社会でもそうですね。

飼い主さんは何でもくれる。いたずらしても叱らない。吠えれば要求を呑んでもらえる。

こうなると飼い主⇒ワンちゃんではなく、ワンちゃん⇒飼い主の関係になります。

犬は誰かから指示をもらい、それに従うことで生きているのですが、指示をしてくれるご主人がいないので、自分の本能で生きることになるのです。

そうなると、飼い主さんの言う事はきかなくなります。

いまからでも遅くない解決法

これまでずっと甘やかしてきたのに、急に厳しくするとワンちゃんが可愛そうと思うかもしれませんが、甘やかし続ける事の方がもっと可哀そうだと言うことがわかったと思います。

・ワンちゃんの要求に何でも応えない

これまでは何でもワンちゃんの望みを叶えて来た事がわがままの原因だったので、それを失くしましょう。

目を合わさず全く気付いていないようにします。

これを繰り返すと徐々にわがままは減っていきます。

・いいことと悪いことのメリハリをつける

同じいたずらをしても日によって飼い主さんの反応が違うと、悪いこともいいことだと勘違いしてしまいます。

この様な場合は、しっかりと短い言葉で叱ります。

そしてその問題行動がなくなってきた時に、いたずらを止めたことをしっかりと褒めてあげましょう。

そうすれば、悪いことをしなくなれば、飼い主さんは喜んでくれると思い、飼い主さんの指示にも従い始めます。

・飼い主としてきちんとワンちゃんをリードする

ワンちゃんの要求に何でも応えたり、悪いことも叱らなかったのは、飼い主さんがワンちゃんをきちんと教育しなかったことが、そもそもの原因ですね。

ですので、飼い主さんはいいことや悪いことだけではなく、「待て」「おいで」など、公の場でもきちんと指示に従えるように教えてあげないといけませんね。

しかしただ、指示・命令を出してもわがままワンちゃんは言う事を聞きません。

ですので、言う事を聞けばちょっとだけご褒美をあげれば、わんちゃんは指示に従うと美味しいものが貰えると頑張るでしょう。

4.まとめ

いかがでしたか?

確かにワンちゃんに前足で「ねえねえ」ってされると要求を叶えてあげたくなりますね。

私もつい、してしまう事があるのですが、心を鬼にして無視をします。

それでおねだりを止めて暫くたってから、少しご褒美をあげるようにしています。

「ねえねえ」をすると貰えない、「ねえねえ」をしないでお利口にすれば美味しいものが貰えると憶えさせています。

叱る時は同じ単語を使わないと、ワンちゃんは大きな音としか感じません。

ワンちゃんは人間の言葉は分からないので、態度と単語の抑揚で思いを伝えて下さい。

心を鬼にするのが辛いときもありますが、ワンちゃんが健康で幸せになる為と自分に言い聞かせて頑張って下さい。

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