飼い主さんたちはワンちゃんの体重が適正か把握していますか?
今回は「太りすぎ」を対象に、ダイエットと肥満のリスクについて紹介いたします。
ダイエット方法のポイントと注意点
・痩せさせなくてはと言う一身で急激なダイエットを始めない。
食事の量は減る、おやつは少しだけ、でも散歩は長いし、重い体を動かすのは辛い・・・
きっとワンちゃんは、そう思っていますよ。
飼い主さんの管理がなってなくて太ってしまったのです。
ワンちゃんには何の責任もありません。
ですから急がず徐々に食事の量を減らし、運動量を増やしましょう。
体が少しでも軽くなるとうれしくて、軽快に走るようになると思います。
・ワンちゃんの前で食事や間食をとるのはガマンする。
これには理由はいらないですよね?
逆の立場だったら、食事制限している目の前で美味しいものをたっぷり食べているのを見るのって辛いですよね?
飼い主さんも頑張りましょう。
・ワンちゃんをだまして、知らないうちにダイエットさせる
短期間に限ってのお勧めなのですが、「置き換えダイエット」です。
実家にいる7歳のビーグル犬。
親が暇さえあればドッグフードを与えていました。
ある時父が入院をしている間にドッグフードを減らし、その分、茹でたもやしでかさ増ししたのです。
すると、約半年くらいでベスト体重に戻り、獣医さんに褒められました。
見た目のボリュームと食べる時間でごまかし、頑張ってもらいました。
このように、食事の量や運動時間に関して、ちょっとごまかすのもアリかと思います。
ダイエットが必要なワケと肥満のリスク
・生活習慣病の症状が出る
一番のリスクは、人間社会で言う「生活習慣病」です。
必要以上のフードやおやつを食べるたびに血糖値は上がります。
それが続くと、体内に脂肪が溜まります。
これが心臓や、血管を圧迫して、高血圧や心臓病を引き起こします。
・熱中症の危険もある
太っていると体温調節が難しくなります。
熱中症は死に至るケースもあります。
これは最も高い肥満によるリスクかもしれません。
・関節炎・ヘルニアになる可能性が高い
関節に負担がかかって炎症を起こし、痛みをもたらします。
関節炎だけではなく、ヘルニアにも注意が必要です。
胴の長いダックス系やコーギーは、特に管理が必要となります。
・呼吸器系の病気や便秘になる
体重が増える=脂肪が増えることです。
脂肪で気道が圧迫され、呼吸器系の病気にもなり易くなります。
また、腸も圧迫されるので便秘の原因にもなります。
まとめ
ダイエットのつらさを乗り越え、適正体重に戻ったワちゃんを思いっきり走らせてあげて下さい。
そして同じ失敗を繰り返さないようにしましょう。
ワンちゃんだって大切な家族の一員です。
これからも元気で長生きして欲しいですよね