ワンちゃんのブラッシングは不可欠です。
ブラッシングをすると、毛と毛の間に絡まったゴミや目に見えないホコリを取り除けます。
しかし地肌や毛表面までは、ブラッシングのケアは行き届いてないのです。
そこで、ワンちゃんがお風呂に入るメリットと、上手にお風呂に入れる方法を紹介いたします。
お風呂に入ることのメリット
・体臭予防
ワンちゃんの全身にはアポクリン腺があります。
このアポクリン腺から発した悪臭は、毛の間にこもるのです。
特に毛が長かったり、ダブルコートのような毛の多い犬種は体臭がキツくなる傾向にあります。
ですので、ブラッシングで余計な毛を取ったあとは、シャンプーをしてあげましょう。
・ノミ・ダニ予防
ブラッシングをすれば、ノミ・ダニ、そしてノミ・ダニの卵もある程度は駆除できます。
しかし、ブラッシングをしても、必ずしも体からいなくなったわけではなのです。
ですから、ブラッシングで駆除できるノミ・ダニを取った後は、お風呂に入れて、ノミ・ダニを洗い流す必要があるのです。
・毛も健康に保てる
最近は室内犬が多く、トリミングサロンも増えてきたので、毛艶がいいワンちゃんが殆どです。
毛の多いワンちゃんや、室外にいるワンちゃんも、一見健康そうな毛には見えるのです。
しかしよく見ると艶がなかったり、陽ざしから体を守るために疲れている毛もあります。
こういう場合に、お風呂に入れてあげて、毛表面の汚れを取った後、トリートメントを付けてあげれば、徐々に艶がも戻り、健康な毛になります。
ワンちゃんをお風呂に入れる時のポイント
・まずはブラッシング
ブラッシングで落ちるゴミやほこりを取り除きます。
また毛の長いワンちゃんの毛のもつれをほぐします。
・体を濡らす
水の好きなワンちゃんもいますが、突然シャワーや大量のお湯をかけるとビックリします。
まずは足元を濡らし、水分と言うものを感じ取らせてから、下部から上部へとお湯をかけていきます。
・シャンプーからリンス・トリートメント
シャンプーをするときは、一旦飼い主さんの手に取り、なじませてから毛につけます。
或いはお湯にシャンプーを入れ、よく泡立てて、それを少しずつワンちゃんの毛にかけて洗います。
洗う時は、地肌の汚れも落とすように、地肌をマッサージするように洗いましょう。
・ドライヤーは地肌から。短時間で乾かす
ドライヤーを使う時は、ワンちゃんに熱風を直接当てるのは止めましょう。
ワンちゃんにとってはとても熱いので、極力離すか、飼い主さんの手でワンクッションン置くようにしてください。
まずは地肌を乾かし、毛の根本⇒毛先 の順で乾かします。
毛先ばかりに熱を当てると、毛が傷みますので気をつけましょう。
ワンちゃんが嫌がったら
少々嫌がっても最後まで頑張ってくれればいのですが、とにかく嫌がった場合
1)お風呂、シャワーと言う感覚を忘れさせ、水遊びだと思い込ませて洗う。
2)水、お湯を避け、人肌くらいのぬるま湯にする。
水、お湯ですと、びっくりして恐怖心がでてきます。
3)どうしても無理な場合は、トリミングサロンに連れて行く。
自宅で、嫌がるワンちゃんがお風呂から上がった時は、ご褒美をあげましょう。
そうすれば、次回はご褒美がもらえると期待して、お利口にしていますよ。
まとめ
手順だけをみればお風呂なんて簡単だと思いがちですが、準備から片付けまでを考ええると結構大変なのです。
トリミングサロンも行けない、自宅でもお風呂へ入れられない時は、ワンちゃん用のシャンプータオルを使うといいです。
タオルで体を拭いて、ブラッシングをすれば、毛の汚れは落ちますので、ぜひ使ってみて下さい。