ワンちゃんが吠えるのには、ちゃんと理由があるのです。
間隔を開けて「ワン ワン ワン」、連続して「ワワワワン」そして遠吠えもあります。
ではそれぞれの吠え方にはどんな意味があるのでしょうか?
原因① ケガ・病気
ワンワンだったり、クンクンでも、いつもとトーンが違っている場合は体の不調が考えられます。
🐶対 策
異変だと気づいたら、動物病院へ連れて行きましょう。
原因② 夜鳴き
仔犬の場合は、寂しかったり、心細かったりしている場合です。
高齢犬の場合は、認知症の症状と考えられます。
🐶対 策
高齢犬に関して、日頃から獣医さんに診てもらっている場合は、獣医さんの指示に従いましょう。
診てもらったことのない場合は、一度相談してみましょう。
原因③ 遠吠え
これには原因が2つあります。
1つ目=サイレン、他の犬の鳴き声に同調している
2つ目=感情をあらわしています。
寂しさ、ストレス解消、その他分離不安があげられます。
🐶対 策
サイレンなどの周波数が原因の場合は、たっぷりと散歩をさせて昼間にはぐっすりと昼寝をさせるのが1つの方法です。
ストレスや分離不安の場合には、散歩の他、日頃からたっぷりと遊んであげて、スキンシップを図りましょう。
それと同時に、ワンちゃんが1匹でいる時間を少しずつ延ばす訓練をしましょう。
原因④ 警戒心
来客やインターホン、散歩中にすれ違う人。
来客の場合は、歓迎の場合も考えられますが、殆どの場合は警戒心でしょう。
自分のテリトリーに侵入者が入ってきたので、威嚇しているのです。
🐶対 策
インターホンが鳴った時は慌てず、落ち着いて何事もなかったかのようにゆっくりと歩いていきます。
するとワンちゃんは「音が鳴っただけ?」と思い、吠えるのを止めます。
これを繰り返しましょう。
我が家もこれを試したところ、私が慌てるかどうかをうかがっていました。
私の反応によって、吠える時かどうかを決めようとしていたのですね。
原因⑤ 要 求
抱っこしてほしい、散歩に行きたい、戸棚からいい匂いがするからちょうだい等です。
この原因は飼い主さんの行動です。
ワンちゃんも賢いので、自分にとってのメリットはすぐに覚えるのですが、イヤなことはすぐ忘れるのです。
🐶対 策
吠えたからと言ってすぐに要求を受け入れるのはやめましょう。
知らん顔をするのが一番ですが、これまでずっと要求を受け入れ続けた場合は、延々と鳴く可能性もあります。
そのような場合は、要求をしている事柄から気をそらして、興奮を抑えましょう。
効果のないしつけ
♬ 無駄吠えグッズ
ワンちゃんが吠えると首輪から超音波が流れるものです。
ワンちゃんにとっては不快なものらしいのですが、微量なので慣れてくると効果がなくなります。
♬ 大きな音
吠えたら空き缶を床に投げつける。
手を叩く。
などで興奮を抑えたり、気をそらすと言う方法もありましたが、これも慣れると効果がなくなります。
ただし、大きな音によって警戒していることを忘れ、吠えるのを止めた時は、すかさず褒めてあげましょう。
♬ 高い声で叱る
高い声で叱るとワンちゃんは一緒に警戒してくれていると勘違いをします。
叱る時低い声で、短い言葉で、伝えましょう。
まとめ
どんなワンちゃんにも気質や性格の違いはあります。
ですので、原因を突き止めてマニュアルどおり対処しても、解決はしません。
ワンちゃんの日頃の行動を観察しながら、根気よく対処していくのが一番の近道だと思います。