愛犬のうんちで体調がわかります 日頃のチェックが大切なポイントです

飼い主さん、愛犬のうんちを毎日チェックしていますか?

チェックをしていなくても「あれ?昨日と違う」と思ったことがあると思います。

うんちの色が違うのには色々と原因があるのですが、その中には見逃してはいけないうんちの状態もあるのです。

そこで今回は、うんちの状態で愛犬が健康かどうかを確認する方法を紹介致します。

健康なワンちゃんのうんち

健康なうんちは素材のいいドッグフードを食べ、よく運動をした時に排便された状態です。

ですのでぱっと見て「今日も異常はない」と直感で分かると思います。

硬 さ

程よい硬さ。紙などで軽くつまめて、つまんだ後に地面や床に残らない。

時々柔らかめの場合がありますが、水分をよく摂った翌日はそのような場合があります。

濃い茶色。或いは食べているフードの色に近い茶色。

フードは殆どが茶色系ですが、メーカーによって緑黄色野菜入りなどの商品があり多少違いがあります。

与えているフードとうんちの色にあまり差がなければ大丈夫です。

臭 い

毎日同じフードを与えている場合、いつもと変わらない臭いであれば問題はありません。

フードを変えた場合は2、3日様子をみて、フードを変えた後の臭いが続いていれば、これも問題はありません。

要観察のうんちだと思われる原因と対処法

要観察のうんちは日頃健康なうんちをしている場合には異変に気づきます。

でも幼犬の場合は体も内臓もまだ成長しきれていないので、どちらか判別つきにくいと思います。

よ~く見分けられるようにしておきましょう。

硬 さ

・柔らかい。軽くつまむと、地面にうんちが残る。

・軟便、或いは下痢をしている。

考えられる原因

・軟便や下痢が続く時に考えられる原因の一つは、急激に体が冷えたときです。

夏場は冷房の効きすぎの部屋に長時間いた時や、暑くてお水やミルクをたくさん飲んだ時も軟便や下痢になりやすいです。

・ストレスがかかった時にも下痢になることが考えられます。

・軟便や下痢に血液が混ざっていた場合大腸や胃の感染症の疑いがあります。

対処法

・ワンちゃんがいる場所の温度設定を見直し、短毛犬の場合は洋服を着せてもいいでしょう。

・冷たい飲み物が原因の下痢は何日も続かないと思います。

でも念のため与える量を暫く抑え室温にしたり、ミルクよりも冷えていないお水をあげましょう。

・ストレスが原因の場合は何がストレスなのか判断がつかないと思います。

最近自宅近くで工事が始まって大きな音に怖がっているとか、飼い主さんの外出が増えたことでケージの中にいることが多くなった。

このように以前の生活と何か変わったことがなかったか考えてみましょう。

そして問題点を解決する方法を考えましょう。

・黄土色のような明るい茶色。

・血便ではないが、茶色とかけ離れた色が混じっている。

考えられる原因

・手作りフードを与えている場合は消化されていないのが原因です。

・これまでのフードから色合いが違ったフードに変えた場合は、うんちの色が変わってきます。

・おやつに着色料が入っていたりすると、それに近い色のうんちになることもあります。

対処法

・フードの色が変わってから一定した色であれば問題ありません。

・おやつの着色素が原因と思われる場合は、おやつを一旦止めてみて気になる色がなくなれば安心です。

・前日に与えた手作りフードの材料を考え、材料と同じ色であれば心配はありません。

材料が大きかった場合は、細かくしたりもっと柔らかくして与えるようにしましょう。

臭 い

・同じフードを与えているのに臭う。

・どちらかと言うと悪臭に近い臭い。

考えられる原因

・人間が食べている加工品を与えた。

・胃腸の調子が悪い。

対処法

・いつもと同じフードだった場合は2、3日様子を見て元の臭いに戻れば心配いりません。

・加工品に含まれる香辛料が原因だと思われます。

加工品を与えるのは止めてみて臭いがなくなるかを確認してみましょう。

・胃腸の調子が悪いと思われる場合は、うんちの他に食欲や元気があるかをみてみましょう。

食欲や元気がいつも通りであれば要観察ですが、食欲がなかったりあまり元気がなさそうな時は、獣医さんに診てもらいましょう。

自宅では解決できない原因

自宅で解決できる原因と言うのは、主に外的要因が多いでしょう。

フード選びや居住スペースの管理など、飼い主さんの対応で解決できることがほとんどです。

自宅でできない原因と言うのは、内的要因が主です。

・うんちに血液が混ざっていた。

・血液の色より濃いうんちだった。

・見たことのない色のうんちだった。

・何か糸状の虫のようなものが混ざっている。

このような症状の時は内臓のどこかが悪かったり感染症、もしくは誤飲によって胃壁や腸壁が傷つけられたと考えられます。

これらは家庭では判断しかねますし、対処のしようもありません。

すぐに動物病院へ行って診察してもらいましょう。

まとめ

ワンちゃんのうんちの硬さや色、臭いとその原因を知って思い当たることはありましたか?

ワンちゃんの体調をチェックするには、便のほかに食欲や元気かどうかと言う方法もあります。

しかし、その原因が内的要因の場合は、家庭では解決できません。

ですので、これからはうんちの状態もチェックして、いつまでも健康で過ごせるようにしてあげましょう。

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