3食きちんと食べましょうと言われていたりしますが、朝食を抜くことによって様々な効果が得られるのを知っていましたか?。
デトックスやプチ断食と言う言葉もありますが、これはダイエットをしたい人がただ食事を抜いているのではないのです。
ちゃんと理にかなったことなのです。
それでは、朝食を抜くとどんなメリットがあるのでしょうか?
今回は朝食を抜くことのメリットとデメリットも紹介致します。
自分はどちらが合っているのか、考えてみるのもいいと思いますよ。
朝食を抜くメリット
・食べ過ぎを減らせる
日本人はよく「食べ過ぎ」と言われています。
何も意識せずに三食きちんと摂り、更に間食まで摂っていると、体重=体脂肪が増え、メタポの原因にもなります。
朝食を抜けば、一日分の摂取カロリーに近づけますし、空腹時は細胞が体内の糖や脂肪を吸収して活動しますので、結果不要なぜい肉も落ちるのです。
・内臓を休ませることができる
間隔を開けずに食事や間食を食べた場合、胃腸は24時間ずっと働き続けることになります。
そうすると胃腸だけではなく内臓全てが疲れ、老朽化してしまいます。
それを防ぎ本来の機能に戻すためには、時には朝食を抜くことも大切なのです。
・便秘がなくなる
朝の時間帯と言うのは排泄の時間なのです。
ところが、ここでしっかり朝食を摂ってしまうと血液は消化器官へと行き、排泄へのエネルギーが後回しとなり、便秘がちになります。
ですので、朝の時間帯は朝食を抜き、白湯を飲んで腸内をゆっくり起こしてやれば、自然とトイレに行きたくなります。
・体内の毒素が減る
胃の中が空っぽになると、胃腸は体内にある糖を分解して食べてくれます。
そしてありがたいことに、不要な体脂肪などから順番に分解してくれるので、体の中をキレイにしてくれるのです。
この時、水分をたっぷり摂るとより効果的です。
・老化やがんの発症を抑える
「サーチュイン遺伝子」と言うものが、空腹状態が続いていた時により活性化されます。
この遺伝子は、活性酸素の抑制やウィルスに対する免疫抗体を作る働きをします。
・体が軽くなる
体内の毒素が排出されると同時に、無駄な水分も排出されます。
日頃からあまり水分を摂っていなくても、味付けの濃い食事や、ジャンクフードを食べていると、体は自動的にナトリウムと水分を溜め込みます。
この水分が排出されることで、体が軽くなるのです。
この他にも食後の眠気がなくなる、やせる、集中力が上がると言うメリットもあります。
このように見ていくと朝食を抜くことは、健康によいと言う事が分かりました。
では朝食を抜くことはメリットだけなのでしょうか?
朝食を抜くデメリット
何事もメリットがあればデメリットもあります。
デメリットがあるから「朝食抜きは危険」と言うのではなく、デメリットを踏まえたうえで取り組んで欲しいと思います。
・筋力が落ちる
これは当然ですね。
筋肉を作るには三大栄養素と言われる炭水化物、たんぱく質、脂質が必要です。
しかしその栄養素が体内に入ってこないとなれば、筋肉が作られないどころか、もともとある筋肉も減り始めます。
そうすると筋力が落ち、力が入らなくなるのです。
・昼食の食べ方によっては、太る可能性もある
実は、朝食を抜いていると知らず知らずのうちに、体重が増えていることもあるのです。
その理由として、細胞は食事が入ってくると各部分で必要な栄養素を吸収します。
食事の量が多いと、栄養素を吸収しきれず体脂肪になります。
また、食事がなかなか入ってこないと、体は飢餓状態になり、体内にある栄養を食べ始めるのです。これが痩せるメカニズムです。
ところが、飢餓状態から普通に食事を摂ると、体は栄養素をたくさん備蓄しようと、どんどん取り込んでいきます。
それを繰り返すと、太り始めるのです。
ですので、朝食を抜いた日の昼食は、あまり高カロリーなものは控えましょう。
ただ、午後から体を動かすことがある場合は、そこでエネルギーを消費してくれるので、あまり問題はないと思います。
・糖尿病になる危険性がある
これは②の内容と関係あるのですが、空腹から一気に食事を摂ることが頻繁にあると、糖尿病の危険性が出ます。
体内にはインスリンと言うホルモンが存在し、血糖値を下げてくれる働きをします。
空腹時が一番低い血糖値の状態です。
体内に食事が入ると血糖値が上がります。
血糖値が上がると、インスリンが血糖値を下げようと働き始め、血液などに糖を送り出し、仕事を終えます。
時々の朝食抜きであれば問題はないのですが、頻繁に空腹時からドカ食いをするとインスリンの分泌が追いつかなくなり、体内に入った糖の行き場がなくなり血管内に留まり、そして血管に支障が出てくるのです。
その結果、糖尿病になる・・・可能性が出てくるのです。
インスリンが効かなくなるのは、内臓脂肪が多いのも原因と言われています。
朝食を抜くときの注意点
時間がない場合も敢えて朝食を抜く場合も同じですが、昼食まで全く何も口にしないのは良くありません。
ですので、白湯を飲むとか、野菜ジュース、牛乳を飲むなど水分は十分に補給しましょう。
そして昼食を摂る時は高カロリーなものを短時間で食べるのではなく、よく噛んでゆっくり食べましょう。
よく噛むと、消化がスムーズになるので胃に負担がかかりませんし、急激な血糖値上昇も防げます。
まとめ
いかがでしたか?
朝食を抜くのにはメリットもあれば、デメリットもあります。
前日の夜は食べ過ぎたので、朝は控えようと言うのであれば、胃腸も休まるし、過剰摂取した栄養素も消化できます。
しかし、時間がないから食べないと言うのは長年続けていると、風邪をひきやすいとか病気が治りにくいなど抵抗力がなくなります。
ですので、朝食抜きは健康管理の手段として行うのがいいのではないかと思います。