炭酸はシュワシュワしてのど越しがよく、清涼感がありますよね？
特に夏場に外で汗をかいた時はたまらなく美味しく感じます。
日頃、みなさんが飲んでいる炭酸はいわば炭酸飲料ですが、甘味がなく香料も含まれていない「炭酸水」には色んな効果があるのを知っていましたか？
水と炭酸ガスを混ぜただけなのですが、この水と炭酸ガスが美容や健康にいい影響をもたらすのです。
女性であれば肌の悩みや便秘が気になることがあるでしょうし。
また男性であれば成人病予備軍と言われているのどうしても食べ過ぎてしまうことがあるでしょう。
このような体の外側だけではなく内側の悩みも解決してくれる炭酸水、自分に合う種類の炭酸水を見つけて健康な体を維持していきませんか？
炭酸水の選び方
炭酸水には「天然」と「人工」の２種類があります。
天然と言うのは地下水にすでに炭酸ガスが含まれていて、汲み上げた時にはシュワシュワしているものです。
天然は主にヨーロッパ地域に多い炭酸水です。
人工と言うのは色々な製造法がありますが、二酸化炭素と水を混ぜて加圧する方法や、重曹とクエン酸を水で溶かす方法があります。
最近は天然の炭酸水を輸入している業者もありますが、日本の市場に出回っているものは殆どが人工のようです。
また、含有されるマグネシウムやカルシウムの含有量によって「硬水」か「軟水」に分かれます。
ミネラルが不足した場合、
・マグネシウムが不足すると肌の弾力低下、シミの増加、免疫機能の低下で老化が加速します。
・カルシウムが不足すると歯や骨がもろくなるだけではなく、血管細胞にも大きな影響を与え高血圧や血管の老化を加速させます。
これらのミネラル分が１リットル中に100mg含まれている物を軟水100mg以上の物を硬水と言います。
ミネラル分が少ないとサラサラしているので、比較的飲みやすいです。
一方硬水はミネラルが豊富な分、やや独特な匂いがあり、重い感じがします。
Ｐｈは6.5と日本の水に近いのですが、硬度が1302mlと高硬度！
スッキリ爽やかなボトルですが、中はずっしりと重みのある炭酸水です。
こちらのe-sodaと言う商品は普通の炭酸水だけではなく、硬水の炭酸水も作れるのです。
それではこの硬水と軟水の炭酸水は私たちにどの様な効果をもたらすのでしょうか？
次の章で紹介致します。
炭酸水の効果とは
・血行がよくなる
炭酸水は、二酸化炭素と水からできてきます。
二酸化炭素は私たちが吐いた息に含まれているもので、体内には不要な成分なのです。
その不要な成分を炭酸水にして敢えて体内に入れると、体の各組織は二酸化炭素を追い出そうとするために血管を広げて血流をよくして頑張ります。
血流をよくするという事は血行がよくなるという事です。
つまり新陳代謝が高まるのです。
新陳代謝がよくなれば、健康だけではなくダイエットにも効果的と言えます。
・免疫力を上げてくれる
血行がよくなれば、肩こりや冷えの改善につながり、心身の疲労緩和にもつながるのです。
また血行がよくなると、白血球は体内に侵入しているウィルスや細菌を、いち早く見つけ出し駆除してくれるので、免疫力も上げてくれます。
体温の低い人が風邪を引きやすいのは、血行が悪く白血球が全身をうまく流れないからだと考えられています。
・食欲増進
炭酸を飲むとシュワシュワします。
これが胃の中でも弾けて、ほど良い刺激を胃の粘膜に与えてくれます。
この作用で、胃が元気になり、食欲増進が期待されます。
・食べ過ぎ防止
食前の約15分～20分前に300ml～500mlの炭酸水を飲みます。
そうすることで炭酸水の中の二酸化炭素が胃の中で気体に変化して膨らむことで、満腹感を感じてしまうと言うことなのです。
食欲増進と食べ過ぎ防止は矛盾するのでは･･･と思いますよね。
この違いは飲む量に違いがあるのです。
食欲増進の場合は、100ml～150mlが適量です。
この量は喉を潤して胃腸を刺激するのにちょうどなのです。
一方、食べ過ぎ防止の300ml～500mlと言うのは、ペットボトル1本分に相当する量です。
これだけの量の炭酸水を飲むと、さすがにお腹が張りますよね。
ですので飲む量を間違うとダイエット目的が過食になることもありますので、気を付けましょう。
300ml～500mlの炭酸水を飲む場合は、軟水の炭酸水をお薦めします。
日本人は軟水に慣れているため硬水は重く感じ、ゴクゴクと飲めないでしょう。
・便秘解消
炭酸水が腸にまで届けば、腸にも刺激を与えてくれ、便秘が解消されたりガスを出してくれる効果もあります。
軟水の炭酸水でも便秘解消が期待できますが、硬水の炭酸水を飲むことで更に効果が期待できます。
硬水に含まれるマグネシウムには便の水分量を増やして柔らかくしてくれる働きを持っています。
ですので、腸に刺激を与える炭酸水と便を柔らかくしてくれる硬水とで相乗効果と言うわけなのです。
・肌や髪のトラブルにも効果的
炭酸水は飲むだけではなく、普段の水の様に使っても効果があります。
肌や髪のトラブルを抱えている人には軟水で弱酸性の炭酸水がおすすめです。
人間の髪や皮膚は弱酸性なので、体への吸収率もよく様々な美容効果が期待できます。
炭酸水の発泡性には肌の汚れを浮かす働きや毛穴の汚れを落としてくれる働きもあります。
また石鹸などの泡立ちがいいので、石鹸、シャンプーなどをキレイに取ってくれるので、洗い残しがなくなります。
さらに引き締め効果があるので、毛穴の汚れを落した後に化粧水として使って引き締めれば小顔効果も期待できるようです。
炭酸水の美味しい飲み方
●ジュースで割る
炭酸水だけでは味がなく物足りないときや、逆にジュースに少々のど越し感を付けたいときにお勧めです。
●カットフルーツを入れる
フルーツと寒天が入った「フルーツパンチ」は小学校の給食では大人気でした。
どんなフルーツにでも合います。
●アイスを浮かせる
クリームソーダのような感じですね。
●割材として飲む
焼酎サワーやハイボールにお勧めです。
なかでも温泉水を使用して作られた炭酸水はそのまま飲んでも美味しいと思います。
e-sodaは天然水だけではなく、温泉水や100％ジュースも炭酸水にできるのです。
⑤レモン果汁を加えてミネラルの吸収を促進させる
こちらはポッカコーポレション研究所の実験で明らかになったことですが、レモン果汁３％の硬水炭酸水を飲むと血液中のミネラル分が増加していたことがわかったそうです。
これはレモンの主成分クエン酸がミネラル分を腸から吸収しやすい形に変えることによって吸収を促進したと考えられるそうです。
ミネラル不足の人はジュース代わりに飲んでもよさそうですね。
炭酸水を飲むときの注意点
健康目的で飲む場合の目安量は一回につき、約２５０ｍｌです。
基本的には常温で飲むのがベストですが、便秘に悩んでいるとか、入浴後の水分補給なのであれば、冷やして飲むのもいいと思います。
ただ、あまり冷やして飲むと、体を冷やしてしまう可能性もありますので注意して下さい。
炭酸水を飲むと胃を刺激してくれると説明しましたが、飲む量が少ないと刺激は受けますが、胃が空っぽなので、必要以上に食欲が増進する場合があります。
しかし、たくさん飲みすぎてしまうと、二酸化炭素が含まれていますので、体は酸性に近づき逆に代謝が悪くなり、疲れやすくなります。
硬水に関してはミネラルを多く含むので健康にはとてもいのですが、飲み過ぎるとマグネシウムの影響で腎臓に負担がかかるので、腎臓疾患のある人は注意しましょう。
そして、これまで説明してきた炭酸水とは無糖のことで、いわゆる「炭酸飲料」では、効果が見られないので注意しましょう。
また、妊婦のかたは、水分補給は欠かせませんが、身体はデリケートな状態ですので、
飲みすぎには注意しましょう。
まとめ
いかがでしたか。
現在でも飲料としてお茶やコーヒーなどではなくお水を飲んでいる人を多く見かけます。
お水は適度な量を飲むことによって体内の水分の循環を促し、汗や尿と一緒に老廃物も出してくれます。
これでも健康にはいいのですが、炭酸を含むことによって更なる効果がある事が分かりました。
求める効果によって選ぶ炭酸水は違ってきますが、体の表面への効果、水分補給や割材として使うのであれば軟水、ビタミン不足を心配している人であれば硬水を選びましょう。
硬水、軟水のなかでもｐｈが違い、のど越しが違うと思うのでぜひお好みの炭酸水を探してみて下さい。
