近頃、「インスタ映え」流行で、きれいな模様のお菓子が、様々なところでアップされていますが、その中で和菓子も見かけるようになりました。
色合いが和を感じさせるグラデーション柄の羊羹やお饅頭を見たことがあります。
今回はなぜ和菓子がヘルシーでいいと言われるかを原材料の面から紹介します。
和菓子の栄養と健康にいいと言われる理由
和菓子と言っても、あんこたっぷりの大福、まんじゅう、羊羹があればあっさりした葛きりもあります。
和菓子の材料は主に小豆、砂糖、小麦粉、或いはもち粉、上新粉です。
洋菓子は小麦粉の炭水化物、バターの脂質、糖質で構成されているのに対し、和菓子は蛋白質、糖質、炭水化物の順で構成されています。
お菓子に「栄養」と言うのは、ちょっと違和感を感じるかもしれませんが、和菓子に使われる材料の代表として、「小豆」があげられます。
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この小豆は、大豆ほど蛋白質が多くないものの、人間の体では合成されず、食べ物から摂る必要のある必須アミノ酸を多く含み、最高値100に対し、82のスコアを持っています。
また、ビタミン類も含んでいて、神経の機能を正常に保ったり、動脈硬化を防いだりしてくれます。
その他、食物繊維も含んでおり、小豆には水溶性と不溶性の両方が存在しています。
ですので、不溶性で腸の働きをよくし、水溶性でコレステロールを低下させるという一石二鳥な材料なのです。
そして、よく耳にすると思いますが「ポリフェノール」です。
ポリフェノールは心臓病の予防、免疫力の増強、血管の強化、そして活性酸素抑制などに効果があります。
小豆、金時豆は豆類の中でも、高い活性酸素抑制力があると言われています。
小豆の健康効果・美容効果は、お菓子とは思えないくらいのものですが、大豆が原料のきな粉も素晴らしい栄養素で、葛きりやぼた餅にも使われています。
大豆以外でも、和菓子には色んな豆類が使われており、金時豆、うぐいす豆、上生菓子に使われている大手亡があります。
それぞれの豆によって栄養素の割合は少々違いますが、アミノ酸、食物繊維、などはどの豆にもしっかり含まれています。
豆類以外でも和菓子には、栗、ごま、そして最近では梅干を甘くして使っているゼリーなども見かけます。
また、洋菓子好きの人が、和菓子を甘すぎると避けることがあります。
これは、和菓子は豆類を甘くするとか、きな粉に甘みをつけるといった、一つの材料に砂糖を加えているので、甘さを直接感じます。
しかし洋菓子は、スポンジを焼く場合、混ぜた材料の全てが甘くなる位の砂糖が必要になります。
しかしバターや卵の味で甘味をストレートに感じないのですが、実際、洋菓子は食べた時の甘さ以上の砂糖を使用しているのです。
この様に、和菓子は多くのたんぱく質や食物繊維が含まれ、砂糖や脂は控えめと言った健康にもよく、体にも優しいお菓子なのです。
まとめ
和菓子は栄養素がたっぷり含まれているお菓子だったのですね。
しかし、お菓子の役割と言うのは、心と体を元気にさせることなので、食べる時は栄養やカロリーを気にせずに、よく味わって心と体を潤してください。