日本は地震や台風などの災害が多く、近年では台風による大規模な河川決壊も増えてきました。
この様な災害は突然起こるので、自分や家族の為に非常食の準備は欠かせません。
特に一人暮らしの方は心細さと何をすればいいのかと冷静な判断が出来なくなる可能性があります。
そこで今回は災害が起こって避難を強いられても慌てないよう、今からできる事前準備を紹介します。
非常食を準備する量は?
災害の規模にもよりますが、避難所で食料の配給がされるまではおおよそ3日です。
ですので最低限3日分、できれば1週間分準備したほうが安心でしょう。
そうすると4人家族、3日間で計算するとかなりの量になるのですが、一人の場合は身軽で安心ですね。
そして避難所生活では大人も子供もストレスが溜まるので、おやつなども準備しておかなければいけません。
そして忘れてはいけないのはお水です。
水分補給だけではなく、調理などにも必要なので多めに準備しておくことをお薦めします。
どこに保管しておけばいいの?
緊急時に持ち出すものなので、すぐに取り出しやすい場所が一番ですね。
食品の殆どがドライフードや真空のものですが、日が当たらない涼しい場所に置いておきましょう。
缶詰以外は、特に湿気に気をつけたほうがいいですね。
アパート暮らしの方の場合、収納場所が少ないと思いますが、保管場所のスペースを作るようにして下さい。
非常食を選ぶにあたってのポイントは?
🧴お 水
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お水がないと料理もできないですし、どのような場面でもお水は必要です。
1人1日3リットルを目安に準備しましょう。
お水は日常でもミネラルウォーターとして飲む方が多いですし、最近は10年も長期保存できるお水もあるので、非常用としてだけではなく日常用としてでも保管しておけばいいでしょう。
🍙主食となるもの
非常食セット ご飯 5年保存 尾西食品のアルファ米12種コンプリートBOX(防災セット ご飯)
次はコレですね。
力の源となる主食がないと力も元気もでません。
お米はアルファ米がお奨めです。
アルファ米は非常食として有名で、お湯を使えば約15分、水の場合は60分で食べることができます。
これがあればお湯を沸かせなくても大丈夫です。
パン食がいい方は缶詰に入ったパンがあります。
これは一時期面白いと話題になり、味も普通のパンと変わらないそうです。
非常食 ボローニャの美味しいパンの缶詰 缶deボローニャ 3種6缶セット 賞味期限3年 プレーン・メープル・チョコレート
それ以外でもパスコから販売されている43日持つパンや、自販機でも売られていて2か月は持つコモパンもあります。
パンの場合は比較的軽いので、持ち出す時も楽でしょう。
その他、日常の主食にはしない方がいいのですが、カップやきそばがあります。
こちらはスーパーで売られている商品ですが、お湯を注いで2,3分、水の場合は15分~30分と水でも作ることができるのです。
時間はかかりますが、お湯がなくても食べられるのが嬉しいですね。
🐟副菜になるもの
いわゆる「おかず」です。
こちらは缶詰を準備しておくといいですね。
サバ缶、いわし缶もあればコンビーフなどと色々ありますので、栄養があって日常の食事に近い物を準備しておきましょう。
私は常備食として、サバ缶やイワシ缶をストックしています。
仕事で遅くなった時や、あと一品に困った時にはとても重宝するのです。
缶詰も賞味期限が長いので、色んな種類をストックしておくといいでしょう。
その他にレトルト食品も賞味期限が長いですね。
ハンバーグ、カレーなどこちらも普段と変わらいものがいいでしょう。
そうすれば避難生活で非常食の毎日が続いても、気分的に滅入るのを軽減できると思います。
出来れば加熱をしなくても食べられるものを多めにしておくといいと思います。
☕汁 物
災害時でもみそ汁やスープを飲むとホッとしますよね?
カップスープは粉末のものがたくさん売られていますし、みそ汁もフリーズタイプや生タイプのものまであります。
どれもコンパクトで軽いので、多めに準備しておいてもいいでしょう。
🍩食事以外
おやつは子供以外の方にも必要です。
ちょっとした空腹や、避難所生活での疲れとストレスを緩和させるには甘いものが一番です。
スーパーで売られている嗜好品は日持ちしますので、選ぶ時には困らないです。
フルーツの缶詰や、お湯を注ぐだけのおしるこもあるので家族の好みに合わせてストックしておきましょう。
栄養補助食品もストックしておくとよいでしょう。
栄養補助食品と言っても、ココア味やチーズ味のクッキーのようなものから、直接飲める甘いゼリー状のものもあり、殆どがおやつ感覚です。
避難所生活は力をつける為に炭水化物中心になっています。
するとどうしても栄養のバランスが崩れるので、この様な時には栄養補助食品も摂取するようにしましょう。
🍜食器類など
食器類はプラスチックなどの割れない物や発泡スチロール製の物を選ぶと便利です。
発泡スチロール製はとても軽いので、移動する時に負担になりませんし、使い捨てが出来ます。
プラスチック製の物は使い捨てが出来ないのですが、内側にサランラップを貼り付けて食材を入れ、食べ終わった後にサランラップを外して捨てれば、器は汚れませんし水の節約にもなります。
積水化成品の発泡スチロールどんぶり50枚セット(丼ぶり 食器 使い捨て)
賞味期限をリストにして把握しましょう
非常食を揃えた後から追加した場合、或いは期限間近なので消費してしまった場合、それぞれの食品の消味期限や数量が分からなくなりますよね?
この様な場合はリストを作っておくと便利です。
賞味期限の近い物をまとめて、期限の日付けを書いたメモを貼っておくと言う方法があります。
また同じ食品ごとに分けておきたい人は、一覧表に商品名と賞味期限を書いておいて、定期的にチェックする際、日付を順に見て行き、期限間近なものを抜いて消費すると言う方法もあります。
準備すべき量が揃っているかの確認や、食品を無駄にしない為にも、定期的なチェックは忘れないようにして下さい。
まとめ
いかがでしたか?
準備しておく量や種類を想像するとちょっと大変そうですね。
しかし昔と違い、非常食の種類も増え、また味も日常食べているものと変わらないようになりました。
さらに賞味期限が長い商品が増えたことによって、普通の常備食が非常食に使えるようになりました。
避難所生活で少しでもストレスを溜めない様、バリエーション豊富で家族が好きな食事を揃えるようにしたほうがいいですね。