レバーは肉類の一部とは言え、内臓独特の舌触りがします。
これが好きと言う人と、これが嫌いと言う人と大きく分かれます。
また、自宅で料理する際、何故か美味しくできなくて、レバーの料理から遠ざかる人もいます。
しかしレバーには内臓ならではの大切な栄養素が含まれているのです。
栄養効果と下処理方法を覚え、自宅で美味しい料理を作りましょう。
レバーに含まれる大切な栄養素
鉄分が豊富
牛、豚、鶏全てに共通しているのは、鉄分が豊富なことです。
他の食材にも鉄分は含まれていますが、レバーの含有量はトップクラスです。
また、レバーに含まれる鉄分はヘム鉄と呼ばれ、大豆、野菜に含まれる非ヘム鉄とは違う鉄分なのです。
非ヘム鉄は体内への吸収率が10~15%であるのに対し、レバーに含まれるヘム鉄は90%と大きな差があります。
ビタミンAの含有量が多い
ビタミンAは目の疾患や眼精疲労に効果があります。
最近は、スマホやパソコンを使う人が増えてきています。
そのような方はぜひ、積極的にレバーを食べて下さい。
ただし、レバーを食べ過ぎると胃もたれ、腹痛にもなりかねないので、一日の摂取量をあまり超えないようにしましょう。
🐔鶏レバーならではの栄養素
カロリーが低いので、ダイエット中の方におすすめです。
ビタミンA
眼精疲労の回復、眼病予防に効果があります。
ビオチン
美肌、美髪を保つ効果があります。
豚や牛のレバーに比べ、あっさりとしていますので、食べやすいです。
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🐷豚レバーならではの栄養素
たんぱく質
豚レバーはたんぱく質が豊富で、鶏、牛の中で一番多く含まれる。
ビタミンA,Bも多いので、疲労回復に効果があります。
🐄牛レバーならではの栄養素
ビタミンB12
貧血予防に最もおすすめです。
肩こり、腰痛予防に効果があります。
3種のレバーのなかで一番味がいいと言われます。
レバーの下処理方法
種類によって下処理の方法を変えましょう。
下処理の目的は、残っている血液や血のかたまりを取り除き、きれいな状態にすると同時に血生臭を取るとことです。
🐓鶏レバー
一番血抜きが簡単です。
一口大にカットして、塩ひとつかみと一緒にボールに入れて約20分置きます。
その間、水が濁ってきたら都度取り換えましょう。
そうすることで、レバーの中の血がどんどん抜けていきます。
切って調理する場合、切った断面にも血液が残っているので、これもキレイに取り除きましょう。
🐖🐮豚・牛レバー
①好みの大きさにカットし、水洗いをよくし、出来るだけ血液を取り除きます。
②これをレバーが浸かる位の牛乳に漬け込みます。
③時間は1~3時間が目安です。
🍶その他の下処理方法
お酒を使います。
最初の水洗いは同じですが、牛乳ではなくお酒に30分くらい漬け込みます。
お酒にはアルコールが含まれているので、殺菌及び臭みを消してくれます。
和食のおかずに使うのであれば、お酒にしょう油も加えましょう。
そうすれば身も柔らかくなり下味も付くので、調理が簡単になります。
💧基本は氷水
下処理に塩、牛乳、お酒を使いますが、その前処理として氷水での水洗いは必須です。
この処理がきちんとされていないと、牛乳やお酒に浸けても効果は薄くなります。
ですので、後処理の効果をきちんと出すためにも水洗いはきちんとしましょう。
ただし長時間水に浸しておくと、大事な栄養素まで流れ出ますので、時間がきたら早めに水からあげましょう。
下処理後の簡単料理
🍖しょう油煮
煮立った出汁醤油に一口大にカットしたレバーと生姜を入れ、火が通るまで煮詰めるだけ。
🍖塩レバー
塩味を付けた鶏レバー中に火が通るまで、中火で茹でる。
お皿に盛り付け、ねぎやかいわれ大根を散らせば出来上がり。
ごま油をかけて食べると美味しいです。
🍖定番のレバニラ炒め
言葉通りレバーとニラの組み合わせですが、冷蔵庫にある野菜でしたら何でもOKです。
炒め物には牛、豚どちらも合います。
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🍖竜田揚げ
レバーに片栗粉をまぶして揚げるだけです。
牛と豚はスライスできますので、火の通りも速く簡単に揚げられます。
小麦粉を使うよりも片栗粉を使った方が、表面がサクサクして美味しいです。
食べる時はレモン汁をかけるとさっぱりします。
煮物のように、ある程度の時間で煮るのであれば問題はないのですが、炒めたり茹でたりする場合は、キチンと下処理をしないと臭みが残りますので、しっかりと処理をしましょう。
まとめ
いかがでしたか?
レバーを購入し、細かい血のかたまりを取り除くのは面倒かもしれません。
でもこの処理さえしてしまえば、色んな料理が美味しく食べられるのです。
上手に血抜きができたら、手始めに時短料理に挑戦してみてはいかがでしょうか。
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