ブリーダーさんからワンちゃんを譲り受けたときのアドバイスとして、仔犬は1日3回、与えられない場合は2回との事でした。
ワンちゃんの食事回数として適当なのは何回なのでしょうか?
🐶食事の回数は年齢と体調によって調整する
簡単に分けると
・仔犬は1日3回
・成犬は1日2回
・老犬は1日3回
これが目安です。
体調や運動量によって回数を変えていく時期は多少変わります。
ではなぜこのような回数になっているのでしょうか?
🐶回数を調整するのは胃腸の働き具合が関係しているのです
🐕仔 犬
育ち盛りでたくさん与えたいところですが、幼犬なので消化器官が未発達なのです。
人間で言うと、離乳食の時期です。
ですので、1日に摂取するカロリー分を少しずつ分けて与えると言う事です。
これが本来の回数なのですが、嬉しくて早食いしてしまい吐き出したりするときは消化器官が予想以上に未発達なのです。
この様な場合は1回の量を減らし、回数も4~5回にしてみましょう。
1回に胃の中に入る量が少ないと、胃もビックリせず、ペースよく働いてくれます。
食後のワンちゃんの様子を観察してみましょう。
🐕成 犬
消化器官がほぼ発達していますので、1日2回でも大丈夫です。
消化器官が発達し体も大きくなると、1度にたくさん食べても消化器官はスムーズに消化してくれます。
しかし1日3回から2回になると、食事の間隔が空きます。
あまり間隔を空けすぎて食事を与えると、胃がビックリしてしまいます。
またワンちゃんも待ちに待った食事が嬉しくて、早食いする可能性もあるので、胃に負担をかけてしまいます。
ですので、朝から夜の間隔を約12時間空けるのが適当だと思われます。
それでも飼い主さんの都合なので12時間後に与えられないときは、フードストッカーを利用する方法もあります。
これは時間がくると設定したフードが出てくるものです。
留守がちな飼い主さんにオススメです。
🐕老 犬
基本的には1日3回がいいでしょう。
老犬は年齢とともに消化器官が衰えていくので、1度にたくさん与えると胃に負担がかかります。
ですので、1回分の量を減らし、回数を増やして少しずつ与えることが好ましいのです。
🐶ワンちゃんの食事回数を調整する目安
基本的に、体力や筋肉の衰えを防ぐため、年齢に応じた1日の摂取カロリーはあまり変えないようにしましょう。
しかしカロリーも変えず、回数も決められた通り与えているのに異変があった場合は、1回に与える量を減らし、回数を増やしてみましょう。
それで問題がなければ、その回数が適正と言うことです。
それでも問題があるようでしたら回数にこだわらず、少しずつ与えてみましょう。
回数を増やすと同時に、ドライフードを与えている場合は、ペースト状のフードを与えてみるのもいいですね。
この方が消化器官にあまり負担をかけないので、試してみましょう。
🐶獣医師さんに聞いた食事回数が2回のワケ
これは時代とともに働きに出かける人が増え、お昼にフードを与えることが出来なくなったから だそうです。
ですので、幼犬だから3回、成犬は2回にこだわるよりも、1日の量を幾度かに分割して与えるほうが好ましいのです。
特に最近ではワンちゃんにも成人病があるので、1度にたくさん与えて血糖値が上昇したままお昼寝することを考えると、少しずつ与えるのがいいと思います。
そして夕食後は寝るだけなので、与える量は昼間は多め、夜は少なめにと調整してあげましょう。
🐶まとめ
1日2回が基本のようですが、人間の立場ですと辛いですね。
犬は本来野生の動物なので、食事時間がある訳でもなく、獲物を見つけたら、食べておけるだけ食べておくと言う習性があります。
また、このような生活が当たり前なので、空腹を空腹としてあまり感じないようです。
しかし、人間の社会で生活をし、ましてや飼い主さんのそばからいい香りがしてくると食べたくなるのも仕方がありません。
動物本来の筋力を落とさず、成人病にならないようであれば、飼い主さんの管理のもと調整して与えるのがベストなのでしょう。