魚を食べる時、内臓も食べる人、取り除く人、魚によって決める人がいると思います。
食べない人は多分、見た目、苦味で避けているのでしょう。
しかし内臓にも栄養がいっぱいあったのです。
内臓の栄養成分
🐟EPA
血栓を予防します。
🐟DHA
特に青魚に多く、脳の働きを高めたり、認知症予防にもなります。
🐟ビタミンA
コラーゲン生成の手助けをしてくれます。
コラーゲンが生成されると、美肌効果にもつながります。
🐟鉄 分
ヘモグロビンの生成を助けてくれるので、貧血予防にもなります。
🐟ビタミンE
抗酸化作用があります。
シミ対策の他、コレステロールや中性脂肪の減少に効果があります。
これらの栄養成分は、身にも含まれているのですが、内臓脂肪にはより含まれているのです。
内臓は生で食べられるの?
基本的には止めましょう。
但し、スーパーなので生食OKと記載されたものを冷蔵し、早めに食べるのであれば大丈夫です。
例えばカワハギのお刺身についている肝や白子がそうですね。
また、お寿司屋さんで頂く、鮮度抜群の魚介類の内臓であれば、これも大丈夫です。
内臓を食べてもいい魚、ダメな魚
🐡川魚は基本的に大丈夫
鮎、イワナなどは全て食べられます。
産地により、骨まで食べられない場合もありますが、川魚のエサは川底の苔なのです。
但し、秋ごろの落ち鮎は苔に入り込んだ小石も一緒に食べていることもあります。
それさえ気を付ければ食べられます。
🐡ししゃも
ししゃもの内臓は、殆どが卵です。
内臓らしきものは殆どないので、全て食べられます。
🐡部分的に食べられる魚
アンコウは残すところがないと言われます。
アンコウの内臓は生食では食べられないのですが、加熱すれば食べられます。
特に肝はお酒好きには何よりのおつまみですね。
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🐡ブリの腸
ある地域ではブリの腸のことを「フト」と呼んでいます。
熱湯で湯がいて刻み、酢味噌和えにしたり、他の野菜と炒って食べたりと、地元では全て食べています。
内臓を食べない方がいい魚
🐠他の雑魚や虫を食べている魚
内臓にいる虫が雑菌を持っていると、魚の体内にも移ります。
雑魚を食べている場合も、雑魚が寄生虫を持っていれば、体内に移ります。
🐠食物連鎖で上位の魚
他の魚をエサにしているのは、大半が大きな魚です。
これらの魚は、大きな口で小さな魚を海水ごと一気に吸い込んで丸飲みしています。
その時、エサ以外の物も食べているのです。
そして消化できない貴金属、プラスチック類は体外には排出されず、胃や腸に止まっているのです。
より多くの内臓の栄養分を吸収するには
⛴煮物にして汁ごと味わう
加熱すると、どうしても身から栄養分が逃げ出します。
ですので、煮つけにして汁ごと頂きましょう。
若しくは残った煮汁を、一晩冷蔵庫に冷やして、煮こごりにする。
⛴川魚であれば炊き込みご飯
川魚の内臓はほとんど臭みもないので、ご飯を炊くときに調味料と川魚を入れれば、出来上がります。
⛴大きな内臓はホイル焼きにもできる
鱈の白子のように、内臓1つが大きい場合はそれだけで一品になります。
ホイル焼きでもいいですし、昆布を敷いてその上に置いて焼くと、ダシも効いていて、とても美味しいです。
まとめ
見た目は決して良くないのですが、身以上に栄養分があります。
栄養価が高いからと言われても、喜んで食べられないかもしれません。
しかし少しでも興味ある方は、試してみて下さい。
魚の種類によっては、同じ部位でも、食感や味わいが違いますよ。