スーパーへ行くと、牛乳のコーナーに「成分無調整」「特濃」「低脂肪」などと色々な表示を目にします。
ウチは牛乳!と決めていても「成分無調整」があれば、「普通の牛乳とどう違うの?」と思いますよね。
また低脂肪乳は牛乳から低脂肪乳を作るの?と疑問におもうかもしれません。
そこで、牛乳と言われる商品の違いと、状況に合った飲み方を紹介致します。
牛乳と言われる飲料の区別
①牛乳(成分無調整も含む)
原材料は生乳100%です。
無脂肪入固形物8%以上、乳脂肪3%以上の物を言います。
②成分調整牛乳
牛乳から水分、ミネラル、そして脂肪の一部を取り除いたもの。
名前の通り、牛乳の成分を調整して作られたものです。
③低脂肪乳
こちらも牛乳の成分を調整するのですが、乳脂肪分を0.5%~1.5%にしたものです。
牛乳よりかなり脂肪分が少なくなります。
④無脂肪
乳脂肪分が0.5%未満で、ここまで調整すると加工乳と表示されます。
⑤特 濃
乳脂肪分4.5%のものを言います。
但しこの牛乳には3種類の作り方があるのです。
・牛乳に濃縮乳、クリーム、バター等を加え、人口的に特濃にしたもの。
・もともと濃厚な品種から採ったもの
・特に牛の品種は問わないが、冬になると動物は脂肪を蓄えるので、その時期を狙って濃い牛乳を採ったもの。
では一体どれを選べばいいの?それぞれの特徴
牛 乳
カロリーや栄養素にこだわらず「牛乳が大好き」と言う方は、好きな時に美味しく飲んでもらえばいいと思います。
コクもあるので、とても美味しいです。
但し、空腹時に冷たい牛乳を飲んだり、たくさん飲んでいると、腸の働きが良くなりすぎて、軟便若しくは下痢の原因となりますので、適量にしましょう。
低脂肪
脂肪分が少ないので、牛乳と比べると、コクが薄めです。
カロリーを気にしているが、ゴクゴク飲みたいと言う方にお勧めです。
無脂肪
低脂肪より更にコクが薄く、カロリー控えめです。
乳脂肪分の影響でお腹がゴロゴロしてしまう方、軟便になるけど牛乳が飲みたいと言う方に向いています。
また、乳脂肪分が低いので、コーヒーや紅茶に入れたり、料理で乳製品を煮込むと凝固して困る場合に適しています。
特 濃
濃いのに意外と牛乳よりもカロリーは低めです。
しかしカルシウムの他、たんぱく質、脂肪がかなり多く含まれています。
これは牛乳が大好きな方だけではなく、栄養不足、朝食を抜く人にお勧めです。
まとめ
牛乳と呼ばれる商品の違いが分かりましたか?
細かい成分量は別として、牛乳の味わいを基準にして、もっとコクが欲しいと思う時は特濃を選べばいいでしょう。
逆にコクが少し重いと感じる時は、低脂肪がいいでしょう。
でも、低脂肪乳は牛乳と比べて、カロリーが低いだけ と言うイメージが強いと思います。
しかし低脂肪乳は製造過程で、脂肪分を抜いた時に「脱脂粉乳」と言うものを加えているのです。
これによって、牛乳よりもたんぱく質の量が増えているのです。
これでまた、選ぶときに迷うのではないのでしょうか?