毎年、花粉症に悩まされるのは大変なこと。
治れば申し分ないのですが、出来る事なら少しでも症状を軽くしたいですね。
でも意外なところで花粉症が軽くなったり、悪化したりするのです。
対策その① 食事
花粉症に効果があるもの
乳酸菌
乳酸菌と言えばヨーグルトや腸にいいと言うイメージがあります。
腸には細菌を侵入させない抗体がたくさん集まっています。
ですので腸内環境を整えることで、花粉が腸を通って体内に侵入しにくくなるのです
食物繊維
食物繊維には水溶性と不溶性がありますが、どちらも効果的なのです。
水溶性は腸内の善玉菌をエサとして食べ、活動的になります。
そして腸が活発に動くことで免疫力もアップします。
これで花粉症の症状が改善されるのです。
不溶性の場合は便のかさが増え、便通をよくし、腸内をきれいに保つので腸が活動的になるのです。
れんこん、ごぼう、海藻類など
ビタミンD
ビタミンDはカルシウムを吸収して骨を強くするのですが、このほかに免疫力をつけてくれる働きも持ち合わせています。
ビタミンが不足した生活が続くと、花粉症だけではなく様々な免疫に対する反応が起こります。
干しシイタケ、イワシ、鮭など
花粉症の悪化を招くもの
ジャンクフード
ジャンクフードにはトランス脂肪酸が多く含まれています。
マーガリン、ショートニング、植物油なのです。
これらの脂を多く含む食品を長期に渡って食べ続けていると、アレルギー疾患になりやすい体になっていきます。
トマト
アレルギーの一種に口腔アレルギー症候群(OAS)と言うものがあります。
これはスギ花粉のたんぱく質と、トマトのたんぱく質が似ているため、アレルギー症状が出るのです。
他の果物や野菜でトマトと同じようなたんぱく質を含んでいるものでもアレルギーを引き起こします。
アレルギー症状としては、唇、口の中に痛みを感じたり、喉にまでも異変を起こします。
対策その② 生活
生活習慣を見直す
・玄関前で服の花粉を落としてから家に入る。
・花粉症に限らず、帰宅後は手洗い、うがい、洗顔をする。
・外から入ってきた花粉を除去するためにも掃除はこまめにする。
但し掃除機を使うと花粉を吸い込むと同時に、掃除機から出る風邪で吸い残されていた花粉が舞ってしまいます。
フローリングの場合はウェットシートのワイパーで拭いてから掃除機をかけましょう。
・規則正しい生活、バランスの良い食事、適度な運動を心掛け、免疫に強い体を作る。
・天気がよくても花粉の季節は外に布団を干すのは止めましょう。
・タバコは鼻の粘膜を刺激して、症状をあっかさせます。
対策その③ 医療
減感作療法
この治療はインフエンザ予防接種と似ています。
アレルギーを失くす薬を投与するのではなく、アレルギーを起こす物質を少しずつ体内にいれて様子を見て、大丈夫であれば、更に物質を入れる。
この様にして花粉に対する反応を減らしていきます。
これはまだ完全とは言えませんが、いま注目されている療法です。
レーザー治療
レーザーを使って鼻の粘膜部分を焼いてアレルギー反応を鈍らせる治療です。
完治するものではないのですが、約2年は効果が持続します。
花粉症を防ぐには自分の周囲に花粉を寄せ付けないだけではなかったようです。