はちみつと言えばパンに塗ったり、ヨーグルトに入れたりと甘味的な役割をすることが多いです。
しかしはちみつは甘いだけではなく、豊富な栄養素が含まれており、健康にとってもいいのです。
どんな効能・効果があるのでしょうか?
はちみつの栄養素
①砂糖より低カロリー
砂糖は100gあたり約387Kcalなのに対し、はちみつは約294Kcalです。
甘党のかたは飲料に入れたり、パンに塗ったり、また料理で砂糖を使う時に代用すると砂糖よりも断然カロリーが低くなります。
②ダイエット効果
はちみつは砂糖よりも低カロリーなだけではなく、はちみつに含まれているアミノ酸が体脂肪を燃焼してくれるので、甘党のひとがダイエットの味方とも言えます。
③豊富なミネラルで健康体
はちみつに含まれる豊富なミネラルによって、血液や骨・歯などを丈夫にしてくれます。
なかでもカリウムの含有量が高いので、余分な塩分を体外に排出して血圧を下げてくれます。
④ポリフェノールでがん予防
ポリフェノールは抗酸化作用を持つので、活性酸素を撃退し、ガンの予防にもあります。
⑤咳止め効果
はちみつには強い殺菌力があるので、咳止めにも効果的です。
風邪気味、咳止めには小さじ一杯をお湯で溶いて飲むといいでしょう。
⑥二日酔いにも効く
はちみつにはビタミンD2が含まれているので、肝臓の働きを強め、これにより二日酔いにも効くと言うわけです。
⑦疲労回復
はちみつにはビタミンB1が含まれていて、体内に入ると砂糖とは違い、短時間で腸壁から吸収され、血管にまで浸透するので、そのまま栄養となります。
そのため、疲れている時や運動後にはちみつを摂取することで、急速に疲労が取れるのです。
⑧記憶力アップ
1日小さじ3杯を毎日飲み続けると、記憶力が上がったと言う高齢のかたがいました。
はちみつは脳の前頭葉の発達に効くようで、前頭葉が活性化されることで記憶力が良くなるのです。
こんなにはちみつに栄養が含まれているのなら、ローヤルゼリーはもっと栄養価が高いのではないでしょうか?
確かにローヤルゼリーのほうが高価ですし、栄養価も高いです。
しかし、はちみつの栄養価を凝縮したものがローヤルゼリーではないのです。
はちみつとローヤルゼリーは別物なのです
◎はちみつ
単純に働き蜂が花や樹の蜜を運んで、ハチの巣に持ってくる、成分が糖質のものです。
◎ローヤルゼリー
働き蜂が蜜ではなく、花粉を体内で合成してハチの巣に運び、女王蜂や幼虫に与えるもの。
これは糖質ではなく、たんぱく質をはじめ、ビタミン・ミネラルが豊富に含まれています。
このように働き蜂が取ってくるものも違えば、ハチの巣に運んでくるものも全く違うのです。
はちみつは体の不調や甘味料として使うのが主な役割です。
ローヤルゼリーは糖尿病や骨粗しょう症の予防、加齢に伴う疾患及び筋力の低下対策、など体内の不調を整えたりするのが役割です。
ですので両方の栄養成分に応じて、どちらを摂取するべきか考えないといけませんね。