普段何気に使っている味噌には、たくさんの栄養素が含まれ、体にいい効果をもたらします。
その1 味噌の健康効果
みその主原料は大豆ですが、ではみそと大豆とでは何が違うのでしょうか?
それは「発酵」にあるのです。
大豆を発酵させることで、アミノ酸やビタミン類が生成されます。
健康効果その1 アミノ酸
味噌のアミノ酸には、8種類の必須アミノ酸全てが含まれています。
またビタミンB群も多く含み、脂肪やたんぱく質、炭水化物をエネルギーに変えてくれます。
健康効果その2 イソフラボン サポニン
これらはフィトケミカルと言われ、様々な病気を予防してくれると期待されています。
健康効果その3 赤みそと白みその異なる成分
赤みそ
「メラノイジン」と言われる褐色成分を多く含んでいます。
これは発酵や熟成期間が長いことによって作り出されたもので抗酸化力が強く、アンチエイジングにも良いと言われています。
白みそ
「ギャバ」と言われるアミノ酸の一種が多く含まれています。
赤味噌を作る時よりも麹をたくさん使うためにできる成分です。
これは通常のアミノ酸とは異なり、動物の脳や、せき髄に存在するものと同じなのです。
つまり、ギャバは人間の脳の働きに大変役立つものなのです。
その他、ビタミンB群も多く含まれているので、頭の回転を良くし、集中力や記憶力もアップしてくれます。
その2 味噌の美容効果
美容効果その1 大豆ペプチドの存在
大豆ペプチドは、みその主原料である大豆を発酵させる際にできる物質です。
特徴は腸管内での栄養の吸収スピードが速いと言うことです。
これによってカロリーをいち早く燃焼させ、体脂肪の蓄積を防ぐのです。
また、栄養を吸収する際に、この大豆ペプチドは腸管の神経を刺激してくれます。
この刺激により血流が増え、血管をきれいにし、そして基礎代謝もアップします。
美容効果その2 グルコシルセラミド
大豆を発酵させ、寝かせて作る過程で新たに作られる成分の一つです。
この成分が体内に入り、血液を通り、肌の一番奥の層に達します。
すると、肌の細胞が活性化されます。
活性化されると、セラミドと言う成分が増え始めます。
セラミドは保湿効果がありますので、肌の水分量も増えると言うことです。
美容効果その3 遊離リノール酸
リノール酸は、1つのアルコールの種類のものに、3つの脂肪酸が結合したものです。
しかし遊離リノール酸は1つのアルコールの種類に1つの脂肪酸を結合し、浸透力を上げたものです。
遊離リノール酸はメラニン合成を抑え、シミやソバカスが作られにくい肌にしてくれます。
これは、従来の美白成分よりも、期待できるそうなのです!
ですので、みそを摂取することで、いつまでも若々しく、お肌もきれいでいられるのです。